アルゲンテウス / 銀貨
皇帝:ガイウス・アウレリウス・ウァレリウス・ディオクレティアヌス(Diocletian, AD 284–305)
発行年:AD 294年頃、ローマ造幣所
重量:2.83 g
サイズ:17.70 mm
ダイ軸(Die Axis):未詳
表銘文
DIOCLETIANVS AVG
「ディオクレティアヌス、アウグストゥス」
図像(表)
月桂冠を戴いたディオクレティアヌス帝の胸像、右向き。
→ 賢明で安定をもたらす統治者の姿を示す。
裏銘文
VIRTVS MILITVM
「軍団の武徳」
図像(裏)
四人のテトラルク(共同皇帝)が祭壇に犠牲を捧げる場面。背後には六つの塔を備えた軍営門(カストラ)。
→ 帝国を守る軍団の力、そして四帝による統治体制の協調を象徴する。
歴史的背景
ディオクレティアヌスは「三世紀の危機」と呼ばれる内乱と分裂の時代を終わらせた皇帝である。AD 284年に即位すると、まず貨幣制度を改革し、銀貨アルゲンテウスを導入して安定した基準貨幣を復活させた。
さらに、彼は帝国を東西に分け、二人のアウグストゥスと二人のカエサルによる テトラルキア(四帝分治制) を築いた。これにより広大な帝国を効率的に統治し、外敵の脅威に迅速に対応することが可能になった。
このコインはまさにその体制を示す記念貨であり、軍団の忠誠と皇帝たちの協力が帝国の秩序と繁栄を支えていることを強調する。
ディオクレティアヌスはまた、帝国を守るための行政区画の再編、軍の強化、税制改革、さらに「ディオクレティアヌス勅令」による物価統制を行った。宗教面では「皇帝崇拝」を強化し、後に大規模なキリスト教迫害を行ったことでも知られる。
しかし彼の最大の特徴は、自ら帝位を退いた最初のローマ皇帝であった。
文献番号
RIC V.2, 27a
RSC 516e
分類
Roman Empire, Argenteus (Diocletian, AD 294, Rome)
※コインのみになります。
写真のコレクションボックス等は付属しません。
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