デナリウス・セラトゥス / 銀貨
発行者:C. Marius C. f. Capito
発行年:紀元前81年、ローマ造幣所
重量:3.92 g
サイズ:20.4 mm
ダイ軸(Die Axis):未確認
表銘文
(銘なし、または省略)
図像(表)
ケレス(Ceres, 農耕女神)の胸像、右向き、ドレープをまとっている。
→ 豊穣と大地の恵みを象徴し、ローマ市民への糧食供給を強調。
裏銘文
C·MARI·C·F / S·C
「ガイウス・マリウス・カピト、ガイウスの子、元老院の決議による」
CAPIT / CXVIIII
コントロールナンバー CXVIIII(119)
図像(裏)
農夫が二頭の牛に鋤を引かせて左へ進む姿。
→ 新しい植民市の建設や土地改革を示唆し、共和政の農本的価値観を象徴。
歴史的背景
発行者 C. Marius Capito は、名将 ガイウス・マリウス(大マリウス) の一族。
マリウスは「軍団の父(Father of the Roman Army)」と呼ばれ、従来は徴兵制だった軍を改革し、財産のない無産市民も志願兵として受け入れることで、常備軍に近い形のローマ軍団制度を確立した。
この改革は以後数世紀にわたりローマ帝国の軍制の基盤となり、同時に将軍と兵士との個人的な結びつきを強め、共和政崩壊の一因ともなった。
コインのケレス像と鋤を引く農夫は、マリウスの「市民の糧と土地」「兵士と農民の一体性」を強調する寓意であり、彼の家門が「民衆と軍団の守護者」であることを示すプロパガンダ的性格を持つ。
このデナリウスは、スッラが台頭した時期に発行されたもので、マリウス派最後の政治的主張の一つとみなされる。
文献番号
Crawford 378/1c
Sydenham 744
RSC Maria 9
分類
Roman Republic, Serrate Denarius, C. Marius Capito (Crawford 378/1c)
※コインのみになります。
写真のコレクションボックス等は付属しません。
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